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最終修正日 2021/2/18
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インシリコ創薬受託研究サービス(MFDDサービス)
新型コロナウイルスに対するコンピュータシミュレーションによる医薬品設計についての分子機能研究所の取り組みを公開中
新着情報 2021年3月18日―3月21日 SARS-CoV-2に関する兵庫県立大学、分子機能研究所、富山県立大学との共同研究が日本農芸化学会2021年度大会(仙台、オンライン)で発表されます 2021年3月5日 生体医歯工学共同研究拠点<文部科学省 共同利用・共同研究拠点> 令和2年度成果報告会(オンライン開催)にて「構造ベース創薬に基づくCOVID-19治療薬候補化合物の探索研究」について発表します 2021年2月18日 世界初大規模仮想スクリーニング成果、国内最初の抗新型コロナウイルス治療薬に関する辻一徳の査読論文 Motonori Tsuji. Potential anti-SARS-CoV-2 drug candidates identified through virtual screening of the ChEMBL database for compounds that target the main coronavirus protease. FEBS Open Bio, DOI:10.1002/2211-5463.12875. が海外で高く評価され、FEBS Open Bio誌Award対象論文に選ばれました 2020年12月22日 分子機能研究所(研究代表)、大阪大学、お茶の水女子大学、東京医科歯科大学との共同研究「構造ベース創薬に基づく抗SARS-CoV-2薬候補化合物の探索研究」が2020年度生体医歯工学共同研究拠点共同研究プロジェクトに採択されました 2020年10月17日 奨励賞(首藤賞)を受賞しました 第31回日本レチノイド研究会学術集会でCOVID-19治療薬に関する発表を行います 2020年9月28日―11月30日 兵庫県立大学との研究成果が国立研究開発法人科学技術振興機構イノベーションジャパン2020、「植物成分及びその代謝産物によるコロナウイルスのプロテアーゼ阻害」、で出展されます 2020年9月15日 製薬企業との受託共同研究論文が2020年9月15日付で日本薬学会誌、Chem. Pharm. Bull.に受理されました 2020年8月14日 SARS-CoV-2スパイクグリコプロテインとhuman ACE2のタンパク―タンパクドッキングシミュレーションを公開 2020年7月2日 大阪大学感染症国際研究拠点とのウイルススパイクの中和抗体に関する共同研究論文が2020年7月2日付で米ウイルス雑誌J. Virol.(インパクトファクター:4.324)に受理されました 2020年5月5日 新型コロナウイルスSARS-CoV-2メインプロテアーゼダイマーの全系量子化学計算(フラグメント分子軌道法)を公開 2020年5月1日 プレスリリース:抗新型コロナウイルスSARS-CoV-2薬の医薬品候補リストを発表 世界初大規模仮想スクリーニング成果 国内最初の新型コロナウイルス治療薬に関する査読論文受理:Motonori Tsuji. (2020) Potential anti-SARS-CoV-2 drug candidates identified through virtual screening of the ChEMBL database for compounds that target the main coronavirus protease. FEBS Open Bio, DOI:10.1002/2211-5463.12875. FEBS Open Bio誌直近5年間のMost Read Article、かつ、直近2年間のMost Cited Articleとなりました 2020年4月27日 新型コロナウイルスSARS-CoV-2メインプロテアーゼダイマー(アポ型)のナノ秒スケールの分子動力学計算シミュレーションを公開 2020年3月7日 新型コロナウイルスSARS-CoV-2(2019-nCoV)主要プロテアーゼを阻害する既知医薬品のインシリコスクリーニング(コンピュータシミュレーション)による探索研究を公開 2020年2月25日 新型コロナウイルスに対する抗体医薬の分子設計に関する研究を公開 2019年12月11日 弘前大学大学院医学研究科との共同研究論文が2019年12月11日付で米薬理雑誌J. Pharmacol. Exp. Ther.(インパクトファクター:3.867)に受理されました 2019年11月3日 2019年に担当したMFDDインシリコ創薬受託研究サービスのお客様満足度が100%を達成!ほぼすべての受託研究で高インパクトファクターの国際査読誌への論文投稿準備に入っています 2019年9月5日 2019年6月に担当したMFDDインシリコ創薬受託研究サービスの成果を含む研究成果が国際フォーラムAsian-African Research Forum on Emerging and Reemerging Infections 2019で発表されました 2019年1月26日 MFDDインシリコ創薬受託研究サービスWebページ開設 高度な創薬受託研究サービスを提供:30年の経験と実績 分子機能研究所は、1986年から1992年に九州大学大学院農学研究科農芸化学農業薬剤化学江藤守総研究室(1994年アメリカ化学会農薬研究国際賞受賞、2004年瑞宝中綬章叙勲受賞)とその流れを汲む大学での遷移状態アナログ薬剤の合成・生物活性と分子設計研究から始まり、1992年から2001年まで東京大学大学院薬学系研究科薬化学首藤紘一研究室(2005年タミバロテン承認、2010年瑞宝中綬章叙勲受賞)で実験創薬化学、特に、レチノイド化学を展開し、1998年からポストゲノム創薬を先導する「コンピュータ分子設計法の高度化とその有効性の実験的検証研究」に関する国家プロジェクト(医薬品機構)に参画(東京大学分子細胞生物学研究所)、1980年代からコンピュータ薬物分子設計(CADD)システムの研究分野を牽引してきた東京大学薬学部医薬分子設計学研究室、東京大学発ベンチャー株式会社医薬分子設計研究所から2003年に独立し、それまで確立した手順のなかったホモロジーモデリング過程を科学的根拠に基づいて世界で最初に標準化した国産初のホモロジーモデリングソフトを研究開発製品し(商用としては現在も国産唯一のホモロジーモデリングソフト)、また、世界で初めて生体高分子側のインデュースドフィット効果も取り扱え、かつ、試行化合物の電荷をコンフォメーション毎に任意半経験分子軌道法でアサインしながらドッキングできる商用としては現在も国産唯一のドッキングシミュレーションソフト(ドッキングスタディー、バーチャルスクリーニングシステム)を研究開発製品化している民間の研究機関です。ポストゲノム創薬、特に構造ベース創薬の更なる高度化と国内外オープンソースプログラムや商用プログラムを統合した革新的インシリコ創薬システム開発、及び、国内外研究機関との受託研究や共同研究、新規生物活性化合物(医農薬品)や分子標的発見、基盤である基礎有機化学(理論有機化学)では計算化学を駆使して医農薬品を目的通りに合成するための立体選択性起源の解明研究やビルディングブロックとしてのカルボラン化学などで多くの実績があります。 サリチオン(アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、有機リン系殺虫剤、遷移状態アナログ) タミバロテン(AM80:レチノイン酸レセプターアゴニスト、急性前骨髄球性白血病治療薬) ハイドロキシ-カルボラン(世界で初めてオルト、メタ、パラ全異性体のハイドロキシ-カルボラン(C2B10H12)を求核置換反応で合成に成功(1999年)、現在は様々な医薬品、農薬や機能性材料のビルディングブロックとして利用されている)
2003年から2014年までは研究成果を具現化したソフトウエア開発・高度化と販売を主体に、分子機能研究所独自の受託サービスも提供してきました。 2008年には分子機能研究所が提供した受託研究がScience誌に受理されるなど、多くの実績を持ちます。 Science, 319, 624-7, 2008. 京都大学発ベンチャー株式会社京都コンステラ・テクノロジーズ社(現株式会社インテージヘルスケア)と2015年3月から提供している創薬支援ACISSサービスを立案・企画し、かつ、分子機能研究所がその業務も実施してきた実績もあります。 分子機能研究所は長年の豊富な実験創薬化学研究を基盤としつつ、独自に必要な創薬基盤技術を研究開発できる技術力があるため、他社では取り扱い困難な難易度の高い研究にも対応可能です。
圧倒的費用対効果:営利を第一目的とせず、社会貢献・科学技術振興のための研究を第一目的としています 業界最安値を謳う他社サービスと個別計算メニューが同じ場合、納期は同じで、定価はその半額以下です。その上で、受託研究は他社以上の成果が期待できます。 さらに、分子機能研究所の活動は営利を第一目的としておらず、研究的価値が高ければ高いほど、最大半額以上の大幅な特別割引を適用します。アカデミックではさらにリーズナブルな費用で対応します。 MFDDインシリコ創薬受託研究サービスで使用する分子機能研究所独自開発プログラムはもちろん、GaussianやHyperChemなどの商用計算化学プログラムおよび計算化学オープンソースプログラムのそれぞれの開発元から商用利用許可を得ていますので安心してご利用いただけます。 ただし、受託できる数に限りがあり、予約が必要になる場合があります。
お見積もり、お問い合わせ お客様の課題やご質問内容をお知らせください。業務仕様書、御見積り書をご用意いたします(無料)。
計算メニューの一例と価格表 料金は基本料金に個別計算料金が加算されます。下記料金はおおよその費用のご参考にしてください。ご予算をオーバーする場合にも大幅割引を適用して対応しますのでまずはご相談ください。 基本料金
個別計算料金
実際の受託研究サービスではお客様のご要望に合わせて、これら個別計算メニューの組み合わせで対応することになります。 納品物はお客様の使用環境に変換した結果データ類の電子媒体、簡易報告書、簡単な結果報告が基本となります。 詳細報告書が必要な場合は詳細報告書等オプションも選択して頂く必要があります。
スポット契約と年間契約 スポット契約でも2回目以降、半年間、基本料金無料キャンペーンを実施しています。 特別割引と併用することで、ご予算にあわせた受託研究サービスがご利用いただけます。 一般向け(上) アカデミック向け
最高品位の成果報告 受託内容にもよりますが、詳細報告書は、通算で数万報の論文を精読し、数十報の論文を執筆、20年以上の国際査読誌論文レフェリー経験のある研究者が、そのまま論文として投稿可能な状態にまで短期間で仕上げて提出しており、これまでも多くのお客様からご好評をいただいています。
対応可能技術の一例 MFDDインシリコ創薬受託研究サービスでは、単に依頼内容を実施するのではなく、分子機能研究所が事前調査や受託研究中に多数の論文調査を行い、お客様に最善の手法を提案します。その上で、納期もお客様に合わせて対応しています。
過去の実施例 GPCR、イオンチャネル、トランスポーター、電子伝達系、光合成系などの膜貫通タンパク、核内受容体、各種受容体、PPI、輸送タンパク、抗原抗体、キナーゼ、プロテアーゼ、シンターゼなどの酵素、ペプチド医薬、DNA、RNAの核酸医薬等を標的とした多数の企業・大学・官庁への納品実績があります。生体高分子(タンパク、核酸)立体構造精密化に加え、医薬品、医薬中間体、医薬部外品、農薬、化粧品、食品成分、ファイトケミカル、天然物、機能性材料、ペプチド、核酸誘導体、抗原や抗体などのタンパク質とのドッキングシミュレーションなど、様々な業界のご要望にお応えしてきた実績があります。 以下はこれまでに実施してきた受託研究の一例です。
分子機能研究所ではインフルエンザAウイルスに対する治療薬の研究開発やチクングニアウイルスの中和抗体設計でも実績があります。
機能性材料などの低分子の分子設計、触媒設計や遷移状態解析や反応経路探索などの反応解析・反応設計にもご利用いただけます。 精密有機合成化学を基盤とした理論有機化学、反応理論、分子軌道理論、遷移状態理論の研究とプロセス化学への応用研究に関する多くの国際査読誌論文実績があり、有機EL材料や有機薄膜太陽電池材料などの機能性材料に関する実験・理論研究とこれら機能性材料に関する多くの国際特許取得実績があります。
分子機能研究所のコア技術 2005年の分子機能研究所ホームページ開設以来、分子機能研究所が保有するコア技術に関する多くのページを公開してきました。これらのページも一読してください。 生体高分子システム立体構造からのリガンド結合部位予測、構造ベースファーマコフォア予測、生体高分子間相互作用部位予測に関する特許を取得しており、これら手法および構造ベースファーマコフォアとリガンドファーマコフォアとの重ね合わせによる高精度ドッキングシミュレーション、バーチャルスクリーニング、構造ベーススクリーニング、リガンドベーススクリーニング、構造ベースファーマコフォアを用いたデノボデザインなどの応用技術に関する権利を保有しています。
継続的研究成果発表による信頼性 分子機能研究所が独自に研究している研究成果は継続して国際査読誌に受理されており、MFDDインシリコ創薬受託研究サービスの品質の信頼性に努めています。 特に、核内受容体を標的としたウエット実験、構造ベース創薬、医薬化学、リガンド認識メカニズム、サブタイプ選択性について30年間にわたる研究実績があります。 なお、受託研究結果を公開する場合、分子機能研究所の研究成果も引用していただく必要があります。
知的財産権* 分子機能研究所の提供するMFDDインシリコ創薬受託研究サービスでは、分子機能研究所が担当した部分に知的財産権が発生します。成果物の一部または全部を使用する場合、分子機能研究所を連名に入れていただく必要があります。連名にすることにより、学会や論文などの発表で必要なサポートが受けられます。 知的財産権を分子機能研究所が完全に放棄する必要のある場合は、学術利用と商用利用で条件が異なりますが、いずれの場合にも受託料金とは別途にロイヤリティーに関する契約を取り交わさせていただきます。 * 2018年より方針を変更しましたので、ご注意ください。
受託研究期間終了後のサポート 研究成果を連名にしていただくことにより、受託研究期間終了後も査読論文受理や特許明細書出願まで徹底的にサポートを行っており、英文・和文に関係なく即日校正にも対応します。論文中の図表に必要な高品位図表作成等にも対応しています。
受託研究結果の無保証 MFDDインシリコ創薬受託研究サービスでは、事前調査で十分な調査・検証を行い、お客様が納得されたのちに、受託研究業務請負契約を締結し、発注していただいています。逆に、ヒアリングや事前調査で明らかに技術範囲を超える課題については対応できない旨をお伝えすることがありますので、ご了承ください。 MFDDインシリコ創薬受託研究サービスは、研究であり、お客様にとって価値のある結果を保証するものではありません。期待した結果が得られない可能性もある事をご理解の上、発注してください。
サービスの流れ
お問い合わせ 是非、分子機能研究所が提供するMFDDインシリコ創薬受託研究サービスを検討してみてください。 ご不明な点等ありましたら、お気軽にご連絡ください。 まずはお問い合わせください。 パンフレットはこちらから。 即日納品可能、分子量1,000程度までの中・低分子を対象とした、単純計算あるいは分子のイラスト素材作成などをお気軽にお試しいただける受託計算サービスもご用意しています。
受理論文 以下は受託研究で発表された論文です(一部)。
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