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最終修正日 2025/1/1
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HyperChem −ハイパーケム−
統合分子モデリングソフト、分子シミュレーションソフト、計算化学ソフトHyperChem Release 8 長年、世界中の化学者に愛用されている費用対効果に大変優れたスタンダードの高機能・高性能な分子モデリング、分子シミュレーション、計算化学ソフト。
プライベートアドレスクラスC(256台)などのサイトライセンスもご利用いただけます
HyperChem(ハイパーケム)は理系の高等学校、高等専門学校、大学、大学院教員および学生の方々の化学教材として必須のソフトウエアです。
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概要 高校化学、大学学部や大学院の基礎化学、有機化学、無機化学、物理化学、理論化学、計算化学、量子化学、生化学、薬化学、農薬化学、機能材料化学、環境化学、天然物化学、生理活性化合物化学、石油化学、機器分析(振動解析チャート予測)、構造解析(核磁気共鳴ケミカルシフト予測)などの教材として世界中で最も広く使われている統合分子モデリング・分子シミュレーションソフトです。 ハイパーケムは1980年代後半から開発されてきた非常に歴史のあるソフトで信頼性も高く、Gaussian、Spartan、MOPACなどと同等の低分子用計算化学プログラムとしての機能を備えつつ、10万原子以上からなる複雑系システムの分子モデリングまで実施でき、医薬分子設計や機能性材料設計のための専用の高価な分子モデリングソフトの大半はハイパーケムをまねて作られているといっても過言ではありません。無料のモデリングソフトではまねのできない様々な付加価値のある高度な機能が多数用意されています。 ハイパーケムは誰でも簡単に操作ができ、分子の仕組みや反応の説明に利用できる優れた教材として利用されているだけでなく、最先端の医薬分子設計や機能性材料の設計まで実施できます。 ハイパーケムには分子力学計算、分子動力学計算、半経験分子軌道法、量子化学計算、摂動理論、密度汎関数法といった高度な計算化学が網羅的に実装されている世界でも数少ないソフトです。 ドローソフトと全く同じ要領でパソコン画面上に自由に分子を描くことができ、瞬間的に三次元に変換してくれます。また、三次元化した後はボタン一つで高度な計算が全自動で実施できることもハイパーケムの特徴となっています。 計算化学を実施した場合には、分子軌道、静電ポテンシャルや電荷密度などを様々なスタイルで非常にきれいに表示でき、量子としての性質を理解する上で大変役立ち、高等化学教育の教材として最適です。 様々な描画スタイルで原子や分子を非常にきれいに表示でき、分子模型を組み立てるよりはるかに簡単にきれいな分子をパソコン画面上に表示してくれます。 アミノ酸、ヌクレオチド、糖、モノマーなどのビルド機能も用意されているので、簡単にボタン一つでポリペプチド(タンパク質)、核酸、多糖、ポリマーを構築でき、学生さんや研究者の方が分子の形を理解するのに大変役立ちます(自動的に原子タイプや電荷も同時に割り振られているので構造ビルドと同時に計算を実施できます)。 PC1台用のスタンドアロンバージョンから学年、学部、全学、所属機関で利用できるサイトライセンスも用意されています。 費用も同種分子モデリング・分子シミュレーションソフトと比較して数十分の1から数百分の1に価格が抑えられており、大変導入しやすくなっています。このように費用対効果に大変優れていることも、世界中で広く、そして長年愛用されている理由の一つです。 様々なファイル形式に対応している他、多くの分子モデリングおよび分子ビューアソフトがハイパーケム独自のフォーマットをサポートしています。 日本全国および世界各国の高校、高等専門学校、大学、国立・独立行政法人などの各研究機関には必ずと言ってもよいほど導入されています。また、分子モデリングに少しでも関わった方であれば必ずと言ってもよいほど利用した経験のあるソフトです。 貴学・貴所でも是非導入をご検討してみてください。
アノテーション機能を活用すると、授業中にメモをとりながら教師が板書した内容をそのまま保存できます。内部の電荷や原子タイプといったパラメータを保持したまま(ユーザーは一切気にする必要はありません)コピー&ペーストも簡単にできます。授業を電子化して学生と共有することもごく簡単にできます。
Gaussianプログラムなどのサードパーティー製計算化学エンジンとも高度に連携できます。 HyperChemはマルチコア対応ではありませんが、同時に複数スレッドを立ち上げることが可能なため、コア(スレッド)数分の独立したHyperChemが同時に実行できます。また、ワークスペース内の個々の分子を個別に計算対象とできます。 HyperChemなら誰でも反応設計、医薬分子設計から機能性材料設計を手軽に実施できます。 HyperChemなら誰でも簡単に分子力学計算はもちろん量子化学計算でコンフォメーション探索を実施して最安定コンフォメーションを得ることができ、機能材料設計を論理的に支援します。 HyperChemなら誰でも簡単に10万原子を超える巨大生体高分子のモデリングが行えます。
事例 サリチル酸のメチルエステル化を平面構造でドローします。 ワンクリックで三次元化と自動水素付加されます。 回転させてみます。 半経験分子軌道法PM3で一点計算の後、最高被占軌道(HOMO)を表示してみます。 こうした作業がごく簡単にできます。
インストール手順と初期設定 インストール方法とインストール時の初期設定方法は以下のYouTubeをご覧ください。
HyperChemチュートリアル 最安定コンフォメーション探索 HyperChemのコンフォメーション探索で複雑な構造の化合物のグローバルミニマムを半経験分子軌道法で見つける方法を一から解説します。HyperChemの使用方法の参考にもなります。また、ChemDrawやGaussView(Gaussian)と連携させる方法についても解説します。
複雑系システムの分子動力学シミュレーション HyperChemのスクリプト機能を用いて複雑系分子システムを構築し、周期境界条件下に分子動力学シミュレーションを実施する方法を解説します。HyperChem機能の様々な使用方法のティップスも紹介しています。
今後も多くの事例を紹介します。 是非、皆さんもご自身でハイパーケムの素晴らしさを体験してみてください。
推奨最小システム構成 プロセッサー:インテルCoreおよびXeon (1GHz以上) オペレーティングシステム:マイクロソフトWindows 10及び11 (32ビットおよび64ビット (WOW64)版に対応)(Windows95以降に対応) メモリー (RAM):2GB以上(最低256 MB以上) ハードディスク 128GB以上 (本体のみで300 MB必要) その他:DVD-ROMドライブ、キーボード、マウス(キーボードと併用すればタッチパネルにも対応可能)
国内唯一のHyperChem正規ディーラー 米Hypercube社に直接問い合わせはできません。分子機能研究所を必ず経由してください。 ご利用目的に応じて分子機能研究所が万全の態勢でサーポートします。
HyperChemのパンフレットはこちら
HyperChem 評価版(完全版)の入手方法 ダウンロード方法、インストール手順、10日間の評価用ライセンス発行に対応します。 評価版は期間限定の完全版ですので、製品ご購入時に改めてインストールする必要がなく、USBハードウエアロックをパソコンに挿入するだけでそのまま使用できるようになります。 注意:HyperChemのフリーダウンロードサイトにご注意ください。Hypercube社公式サイト以外からのトライアル版のダウンロードは大変危険です。
HyperChem Scholar Award
HyperChem Release 7 完全マニュアル (約20 MB) HyperChem Release 8 完全マニュアルは製品からPDFファイルで自動インストールされます。 旧HyperChemマニュアルです。Release 8でも基本操作はほぼ同じですが、Release 8から選択と機能が分離されていることに注意が必要です。 HyperChemを用いた各種チュートリアルはYouTube上の動画を参考にしてください。
複雑な構造の有機化合物、無機化合物、有機金属錯体の3次元構造も簡単にモデリング
ねじれ結合や環のフリッピングも簡単、かつ、論理的に分子力学計算や量子化学計算でコンフォメーション探索(2種類の網羅的コンフォメーション探索機能が利用可能)
サードパーティ製計算化学プログラムと高度に連携
複雑な生体高分子やポリマーなどもビルド機能で簡単にモデリング
簡単なスクリプトで思い通りの計算化学を実施
分子機能研究所が開発したHyperChem拡張ソフトに関する取材記事 CCSnews(オンライン)記事、2005年10月27日.「分子機能研究所が創薬支援ソフトを独自開発:HyperChemにたん白質解析機能、再現性の高い論理的ホモロジーモデリング」 化学工業日報、2005年10月31日、9面. 「分子機能研:創薬支援ソフトを独自開発、再現性高い論理的モデリングが可能」 化学工業日報、2005年12月8日、5面. 「研究開発に新たな方法論開くCCS」 CCSnews(オンライン)記事、2005年12月28日.「分子機能研究所が完全GUIベースでGaussian/ONIOM法に対応:HyperChem向け拡張ソフトを開発、創薬研究に新たな道」 化学工業日報、2006年1月5日、8面. 「分子機能研究所:たん白質量子化学計算ONIOM法、完全GUI化を実現」 CCSnews(オンライン)記事、2006年5月27日.「分子機能研究所が論理性重視のSBDDシステムを開発:たん白質の結合部位を独自手法で予測、バーチャルスクリーニングへの発展も」 化学工業日報、2006年5月30日、9面. 「分子機能研究所:受容体相互作用部位を自動探索:SBDD統合システム開発、標的たん白質と医薬分子、論理的ドッキング解析」 化学工業日報、2006年6月29日、6面. 「分子機能研究所:論理性重視の創薬支援、日米欧での販売体制も確立」 CCSnews(オンライン)記事、2006年11月21日.「分子機能研究所がドッキング解析ツールのマルチ化合物対応版:最大1万化合物を自動的に解析、高精度計算を実現」 化学工業日報、2006年11月24日、9面. 「薬物・たん白質ドッキング解析:マルチ化合物版を投入、分子機能研が新ツール、1万個まで自動化」 国際グラフ、2007年2月、290号、53頁. 「次世代構造ベースの創薬支援システムを開発・販売する」 CCSnews(オンライン)記事、2007年6月28日.「ヒューリンクスがHyperChemの最新バージョン8を発売:分子軌道法の外部エンジンを組み込み、SBDD領域への普及促進」 化学工業日報、2007年6月29日、6面. 「分子機能研究所:高度機能を使いやすく提供、独自ノウハウのSBDD」 化学工業日報、2008年6月26日、6面. 「分子機能研究所:独自技術で創薬支援ソフト、ドッキング解析で新手法」 化学工業日報、2015年6月25日、9面. 「分子機能研究所:スクリーニング機能高速化、独自手法の創薬ソフト」 化学工業日報、2016年6月24日、9面. 「分子機能研究所:ONIOM対応を強化、たんぱくの全景計算に対応」 CCSnews(オンライン)記事、2017年5月17日.「分子機能研究所が「HyperChem」の取り扱いを開始:分子構築から計算化学まで統合、独自開発SBDDツールと連携」 化学工業日報、2017年6月21日、9面. 「ONIOM法と独自に連携:複合体構造を精密解析」 CCSnews(オンライン)記事、2018年3月9日.「分子機能研究所がインシリコ創薬機能を大幅強化、容易にタンパク質の全系量子力学計算、Vinaによるスクリーニング自動化も」 化学工業日報、2018年6月21日、9面. 「ドッキング解析機能を拡充:外部ソフトとの連携強化」 化学工業日報、2019年6月17日、9面. 「独自技術で創薬研究支援:高度な計算化学機能を搭載」
* HyperChemはHypercube, Incの登録商標です。
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